【9月12日 AFP】エリザベス英女王(Queen Elizabeth II)の死去に伴って注目されていた、ある重要な継承問題が11日、解決した。女王が残した愛犬2匹を、次男アンドルー王子(Prince Andrew)と元妻セーラ・ファーガソン(Sarah Ferguson)さんが引き取ることが明らかになった。

 女王は犬好きで、特にコーギーをこよなく愛し、生涯で30匹超を飼育。今回引き取り先が決まった「ミック」と「サンディー」は、新型コロナウイルス流行下、ウィンザー城(Windsor Castle)で隔離生活を送る女王にとって慰めとなっていたと、王室関係者は語る。

 ミックは2021年初め、アンドルー王子がプレゼントしたダックスフントとコーギーの交配種ドーギーの子犬2匹のうちの1匹。しかし、「ファーガス」と名付けられたもう1匹は生後5か月で急死してしまった。

 このため、王子と娘のベアトリス王女(Princesses Beatrice)、ユージニー王女(Princesses Eugenie)が、女王の95歳の誕生祝いとして新たにサンディーを贈った。

 アンドルー王子とファーガソンさんは1996年に離婚したが、良好な関係を保ち、現在はウィンザー城の近くで同居している。(c)AFP