【9月11日 AFP】2022年のバスケットボール殿堂(Basketball Hall of Fame)入り式典が10日に行われ、米プロバスケットボール(NBA)のサンアントニオ・スパーズ(San Antonio Spurs)で活躍したエマヌエル・ジノビリ(Manu Ginobili)氏が、NBAや代表でのキャリアを気持ちを込めて振り返った。

 米マサチューセッツ州スプリングフィールド(Springfield)で、「マヌ、マヌ」の歓声を浴びたジノビリ氏は聴衆に向けて、スパーズで当時のグレッグ・ポポビッチ(Gregg Popovich)ヘッドコーチ(HC)の下、ティム・ダンカン(Tim Duncan)氏やトニー・パーカー(Tony Parker)氏とともにプレーしたからこそ、殿堂入りを果たせたと話した。

 スパーズで16シーズンを過ごし、ファイナル制覇を4回経験した45歳のジノビリ氏は、「自分のような選手にとって、個人の実績はチームの栄誉だ」と話した。

「私がここにいられるのは、自分がものすごく特別だったからではなく、2000年代の最も重要なチームの二つ、すなわちNBAを4回制したスパーズと、2004年に五輪金メダルを獲得したアルゼンチン代表の一員だったからだ」

 ジノビリ氏の他には、オールスター出場5回のティム・ハーダウェイ(Tim Hardaway)氏、米女子プロバスケットボール(WNBA)のスター選手だったスウィン・キャッシュ(Swin Cash)氏とリンジー・ウェイレン(Lindsay Whalen)氏、指導者ではNBAのジョージ・カール(George Karl)氏とデル・ハリス(Del Harris)氏、WNBAのマリアン・スタンリー(Marianne Stanley)氏らが2022年組として殿堂入りを表彰された。(c)AFP