【9月11日 AFP】英国のチャールズ国王(King Charles III)の即位が10日、ロンドンのセント・ジェームズ宮殿(St. James's Palace)で行われた王位継承評議会(Accession Council)の会合で正式に宣言された。

 国王は、母であるエリザベス女王(Queen Elizabeth II)が亡くなった時点で自動的に即位している。

 王位継承評議会の会合がテレビ中継されたのは初めて。同評議会は数世紀にわたる組織で、王族や政治家、宗教指導者で構成されている。

 国王は、即位に伴う「義務と重い責任」を深く意識しているとし、母親が示した「生涯にわたる愛と献身の手本」を見習うと述べた。また、「わたしの愛する妻の支えにより非常に励まされた」と語った。

 午前10時に宮殿のバルコニーでトランペットが鳴らされ、市民に即位が発表された。(c)AFP