【9月11日 AFP】10日に行われた全米オープンテニス(US Open Tennis Championships 2022)の女子シングルス決勝に勝利し、四大大会(グランドスラム)3勝目を挙げたイガ・シフィオンテク(Iga Swiatek、ポーランド)が、「限界はない」とさらなる高みを見据えた。

 世界ランキング1位で大会第1シードのシフィオンテクは、6-2、7-6(7-5)で第5シードのオンス・ジャバー(Ons Jabeur、チュニジア)を下し、6月の全仏オープン(French Open 2022)に続く今季グランドスラム2勝目を記録。シーズン通算では7勝目となった。

 今シーズンは一時マッチ37連勝を飾るなどして世界ランキング1位を奪取。セレーナ・ウィリアムス(Serena Williams、米国)の後の時代の女子テニス界をけん引する筆頭候補であることを十分に証明しているが、その輝かしいシーズンにまた一つ新たな足跡を残した。

 クレーを最も得意とするシフィオンテクは、全米オープンで優勝できた事実は、自身のテニスにとって精神的な分岐点になるかもしれないと話している。

「シーズンが始まる時点で、もしかしたらツアー大会ではいくつか良い結果を残せるかもしれないと思っていた」というシフィオンテクは、「全豪オープン(Australian Open Tennis Tournament 2022)でも準決勝に進出できた」としつつ、「だけど本当にグランドスラムで勝てるレベルかは確信がなかった。特に全米オープンのような、すごく速いサーフェスはそう」と認めた。

 その上で「この結果はまったく予想していなかった。自分としては、限界はないということを確認できたようにも思う」と話し、「誇らしいし、少し驚いてもいるけど、優勝できたことがとにかくうれしい」と喜んだ。(c)AFP