【9月10日 AFP】エジプト、ギリシャ、サウジアラビアの3か国が、2030年サッカーW杯(World Cup)の共催招致に向けて協議していると、エジプト政府関係者が9日、テレビ局のインタビューで明らかにした。

 エジプト青年・スポーツ省の担当者は、同国のテレビ局DMCに対して、「この3か国は懸命に作業している」とし、「(30年W杯の)開催申請を検討している」と述べた。

 さらに担当者は、同国ではここ3年で多くの世界選手権が行われた実績があると強調し、こうしたスポーツイベントを開催するのに「エジプトは最適な国の一つになるだろう」と話した。

 ギリシャサッカー連盟(HFF)の関係筋も、同国アテネでのAFPの取材に対し、30年W杯の共催に名乗りを上げることについて、3か国で話し合いを続けていると認めた。

 この3か国は、30年大会の招致をめぐって少なくとも二つの共催候補と競り合うことになる。

 昨年にはスペインとポルトガルが立候補しており、今年8月にはウルグアイ、アルゼンチン、チリ、パラグアイの南米4か国が共同で名乗りを上げた。

 国際サッカー連盟(FIFA)は、30年W杯の開催地を24年に選出する予定となっている。(c)AFP