【9月9日 AFP】全米オープンテニス(US Open Tennis Championships 2022)は8日、女子シングルス準決勝が行われ、大会第5シードのオンス・ジャバー(Ons Jabeur、チュニジア)が6-1、6-3で第17シードのキャロリン・ガルシア(Caroline Garcia、フランス)を下し、アフリカ人女子として史上初めて全米オープン決勝進出を果たした。

 これでウィンブルドン選手権(The Championships Wimbledon 2022)に続き、四大大会(グランドスラム)で2大会連続の決勝進出。10日の決勝では第1シードのイガ・シフィオンテク(Iga Swiatek、ポーランド)と第6シードのアリーナ・サバレンカ(Aryna Sabalenka)の勝者と顔を合わせる。

 終始ガルシアを圧倒し、わずか1時間6分で勝利を収めたジャバーは試合後「最高の気分」と喜び、「ウィンブルドンの後はプレッシャーがすごかったが、再び結果を出せて非常にほっとしている」とコメント。ガルシアとの対戦については「素晴らしいテニスをしているのは知っていたから、プレッシャーはあった」としつつ、「簡単ではなかったが、精神的には準備万端だった」と話した。

 ジャバーはジュニア時代の四大大会でガルシアを4度下し、プロ転向後のグランドスラムでもこれで3戦全勝。キャリアを通して圧倒している。

 対するガルシアは前哨戦のウェスタン&サザンオープン(Western & Southern Open 2022)を制すなど、(予選を含め)13連勝中と好調を維持して準決勝まで勝ち上がってきたが、この日はブレークポイントを一つも手にすることができなかった。(c)AFP