エリザベス女王死去、各国首脳が相次ぎ弔意
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【9月9日 AFP】英国のエリザベス女王(Queen Elizabeth II)が8日に死去したことを受け、各国の首脳や君主が次々と弔意を示した。
米ニューヨークの国連(UN)本部では、安全保障理事会(UN Security Council)が1分間の黙とうで女王を追悼。
英連邦の構成国で、女王が国家元首を務めていたカナダのジャスティン・トルドー(Justin Trudeau)首相は、女王が同国の歴史の「重要な一部として永遠に残る」と表明。同じく英連邦を構成するオーストラリアのアンソニー・アルバニージー(Anthony Albanese)首相は、女王の「時代を超えた品位」をたたえ、その死は「一時代の終わり」となったとした。
ジョー・バイデン(Joe Biden)米大統領は、ホワイトハウス(White House)を含む政府庁舎に半旗掲揚を指示。女王の「比類なき威厳と節操は、英米間の根本的な同盟関係を深めた」とした。
英貴族と深いつながりのある家系を持つベルギーのフィリップ国王(King Philippe)は、女王の「たぐいまれな人柄」を称賛。オランダのウィレムアレクサンダー国王(King Willem-Alexander)とマキシマ王妃(Queen Maxima)、ベアトリックス王女(Princess Beatrix)は、女王を「不動かつ聡明(そうめい)」とたたえた。
アイルランドのマイケル・ヒギンズ(Michael Higgins)大統領は、女王を「非凡な友人」と呼び、「われわれ両国民の間の相互理解の絆に大きな影響を及ぼした」と評した。
英国の旧植民地であるインドのナレンドラ・モディ(Narendra Modi)首相は、女王の死に「心を痛めている」と表明。
フランスのエマニュエル・マクロン(Emmanuel Macron)大統領は、女王は「フランスの友人」であり、「自らの国と世紀に対し、かつてない軌跡を残した」と述べた。(c)AFP