【9月9日 Xinhua News】中国上海税関は5日、象牙製品190グラムを押収したと発表した。同税関管轄下の上海外高橋港区税関が、輸入品の中古アップライトピアノを検査した際、鍵盤の表面が明らかに象牙特有の模様と色をしていたことから、象牙製品の疑いで押収。鑑定の結果、現生する象の象牙製品だと分かった。

 上海税関によると、中国は既に象牙および象牙製品の商業目的の取引を全面的に禁止している。ワシントン条約(CITES)と「中華人民共和国野生動物保護法」などの規定により、絶滅危惧種の野生動植物およびその製品の輸出入に関しては、国の関連主管部門が発行した輸出入許可証をもって税関で手続きする必要がある。象牙などの絶滅危惧種およびその製品の違法な輸送、所持、郵送による輸出入行為に対して、税関は関連規定に従って処罰し、違反が深刻な場合には、法により刑事責任を追及する。(c)Xinhua News/AFPBB News