【9月7日 AFP】中国の習近平(Xi Jinping)国家主席とロシアのウラジーミル・プーチン(Vladimir Putin)大統領が来週、ウズベキスタンで首脳会議に出席するのに合わせて会談する。駐中ロシア大使が7日、明らかにした。習氏にとっては、新型コロナウイルス流行後初の外遊となる。

 アンドレイ・デニソフ(Andrey Denisov)大使はロシアの通信社に対し、「これから10日以内に、両国の指導者が上海協力機構(SCO)首脳会議の場で会談する」と明かした。

 大使は「両国は、真摯(しんし)で本格的な首脳会談を計画しており、議題の詳細について中国側と調整している」とし、両首脳は「2か国間および国際問題をめぐり、協議すべきことが多くある」と述べた。

 上海協力機構には、中国、ロシア、インド、パキスタンに加え、中央アジアのカザフスタン、キルギス、ウズベキスタン、タジキスタンが加盟している。今月15、16日に、シルクロード(Silk Road)の要地だったウズベキスタンのサマルカンド(Samarkand)で首脳会議が開催される。

 ウクライナに侵攻したロシアには、西側諸国から前例のない制裁が科されている。そのためロシアは、中国をはじめアジア諸国との関係強化に努めている。

 プーチン氏と習氏は、ウクライナ侵攻前の2月上旬、北京冬季五輪の開幕前に会談している。(c)AFP