【9月7日 AFP】6日に行われた全米オープンテニス(US Open Tennis Championships 2022)の男子シングルス準々決勝で、大会第27シードのカレン・ハチャノフ(Karen Khachanov)に敗れた第23シードのニック・キリオス(Nick Kyrgios、オーストラリア)が、「胸が張り裂ける」敗戦の痛みに「打ちのめされている」と話した。

 試合はハチャノフが7-5、4-6、7-5、6-7(3-7)、6-4でウィンブルドン選手権(The Championships Wimbledon 2022)準優勝のキリオスを退け、四大大会(グランドスラム)で初の準決勝進出を果たした。

 4回戦で前回王者のダニール・メドベージェフ(Daniil Medvedev)を破って勝ち上がってきたキリオスは、「もちろん打ちのめされている。しかしすべてはカレンの力だ。彼はファイターで、戦士だ」と相手をたたえつつ、「今は、自分がこの大会でうまくやれなかったと感じている。そういう感覚だ」と悔やんだ。

 この後は、10月に東京で行われる楽天ジャパンオープン(Rakuten Japan Open Tennis Championships 2022)出場を予定しているが、「正直に言って、他の大会は結構どうでもいいと思っている。今はグランドスラムでも成功を収めて、他の大会はあまり重要ではないと思っている」とも話し、「今年行われる他のどの大会も時間の無駄だと思っている」と続けた。

「とにかく打ちのめされている。胸が張り裂けるようだ。自分のためだけでなく、僕の勝利を願っているみんなのためにもね」 (c)AFP