【9月7日 AFP】女子テニス協会(WTA)は6日、今シーズン最終戦WTAファイナルズ(2022 WTA Finals)の米テキサス州開催を発表するとともに、来年の大会については中国開催が復活する見込みだと明かした。

 発表によると今年のファイナルズは、10月31日から11月7日に米フォートワース(Fort Worth)で行われる。一方でWTAは、2023年大会が中国・深セン(Shenzhen)市に「戻ってくる予定」だと述べている。

 深センでのファイナルズ開催は19年が最後となっており、20年大会は新型コロナウイルス感染症(COVID-19)のパンデミック(世界的な大流行)を理由に中止され、21年大会は衛生状況や渡航制限を理由にメキシコ・グアダラハラ(Guadalajara)で行われた。

 深センは18年にファイナルズの開催地に指名され、28年までの長期にわたって大会をホストする予定となっていた。

 しかしその後WTAは、中国人選手の彭帥(Peng Shuai)の無事について懸念を表明した上で、同国での大会開催を中止している。

 彭は昨年11月、中国の張高麗(Zhang Gaoli)前副首相から長年にわたって性的関係を強要されていたとSNSで告発。投稿はすぐに削除されたが、彭が約3週間消息不明となり、世界中からその安否を懸念する声が高まった。彭はその後公の場に姿を見せ、告発について否定している。(c)AFP