【9月6日 AFP】中国国営メディアは6日、先月が観測史上最も暑い8月になったと報じた。各地で川が干上がり、作物は枯れ、計画停電も余儀なくされていた。

 中国南部は先月、専門家が地球史上最悪レベルの熱波と表現するほどの高温に見舞われた。四川(Sichuan)省や重慶(Chongqing)市では、気温が40度を超える日が続いた。

 中国中央テレビ(CCTV)は気象当局の情報として、全国の8月の平均気温は22.4度で、例年を1.2度上回ったと報じた。

 267か所の観測所で、観測史上最高気温と同じ、またはそれ以上の気温が記録された。

 また先月は史上3番目に雨量の少ない8月でもあり、平均降水量は過去の平均より23.1%少なかった。

 また、気温が45度に上る熱波の中、冷房の使用などで電力需要が急増し、複数の省で計画停電が行われた。

 CCTVは気象当局の話として、9月中も例年より高い気温が続くと予想されると伝えた。(c)AFP/Matthew WALSH