【9月6日 AFP】全米オープンテニス(US Open Tennis Championships 2022)は5日、男子シングルス4回戦が行われ、大会第3シードのカルロス・アルカラス(Carlos Alcaraz、スペイン)は6-4、3-6、6-4、4-6、6-3で第15シードのマリン・チリッチ(Marin Cilic、クロアチア)との激闘を制し、2年連続の準々決勝進出を決めた。

 19歳のアルカラスは試合時間が3時間54分に及び、6日午前2時23分に決着がついたこの一戦を振り返り、「自分を信じていた。本当にタフな試合だった」と話し、「第5セットでは1ブレークダウンとなった。第4セットを落とした後では、挽回するのはかなり厳しかった」と語った。

 2014年大会覇者のチリッチは、18回あったブレークのピンチを12回しのぐ粘りを見せた一方で、66本のアンフォーストエラーも犯すなどして自滅した。

 通算4度の大会制覇を誇るラファエル・ナダル(Rafael Nadal、スペイン)が敗退したことで、優勝の本命候補となったアルカラスは、準決勝進出を懸けて第11シードのヤニック・シナー(Jannik Sinner、イタリア)と対戦する。

 シナーは今年のウィンブルドン選手権(The Championships Wimbledon 2022)とクロアチア・オープン(Croatia Open Umag 2022)でアルカラスを下しており、対戦成績を2勝1敗としている。(c)AFP