【9月6日 AFP】米大リーグ(MLB)、ニューヨーク・ヤンキース(New York Yankees)のアーロン・ジャッジ(Aaron Judge)が5日のミネソタ・ツインズ(Minnesota Twins)戦で今季54号を放ち、ロジャー・マリス(Roger Maris)氏が持つシーズン61本塁打のア・リーグ記録にまた一歩近づいた。

 ジャッジは2-2の同点で迎えた6回、ツインズ中継ぎのトレバー・メギル(Trevor Megill)からヤンキースタジアム(Yankee Stadium)の左翼2階席に飛び込む飛距離123メートルの2点本塁打をマーク。これで勝ち越したチームは、そのまま5-2で勝利した。

 今季131試合目での54号は、1961年にシーズン61本を記録したマリス氏を上回るペース。MLBのシーズン最多本塁打記録はバリー・ボンズ(Barry Bonds)氏の73本だが、マリス氏が持つア・リーグとヤンキースの球団記録は更新する見込みとなっている。

 これで3試合連発で、直近13試合で8発となったジャッジ。シーズン54本塁打は、アレックス・ロドリゲス(Alex Rodriguez)氏がつくった右打者の球団記録にも並んだ。

 周囲ではマリス氏超えや最優秀選手(MVP)受賞の可能性が話題になるが、本人は「日々できることをやろうとしているだけ。仕事に姿を見せ、準備を整え、その日チームの勝利に貢献するため、できることを何でもやる」と、記録は重視していない。賞の獲得などは「すべてチームへの貢献が基礎になる」と話している。(c)AFP