【9月6日 AFP】西アフリカのブルキナファソ北部で5日、物資を運んでいたトラックやバスの車列が走行中に即席爆発装置(IED)が爆発し、民間人少なくとも35人が死亡、37人が負傷した。サヘル(Sahel)地方のロドルフ・ソルゴ(Rodolphe Sorgo)知事が明らかにした。

 現場は、イスラム過激派が活動する北部の主要都市ジーボ(Djibo)とブルザンガ(Bourzanga)間の路上。ジーボの住民によると、車列はトラックやバスなど数十台で構成されていた。首都のワガドゥグを目指していた。

 住民は「犠牲者は主に、買い付けのためワガドゥグへ向かっていた商人と、新学年が始まるためワガドゥグに戻る学生だった」と語った。

 イスラム過激派組織は最近、北部のジーボやドリ(Dori)につながる幹線道路で同様の攻撃を行っており、8月初めにもIEDを使って兵士15人を殺害した。

 ブルキナファソでは、7年間にわたって反政府勢力による攻撃が続いており、これまでに2000人が死亡、約190万人が家を追われた。(c)AFP/Armel BAILY