【9月5日 AFP】(更新)アフガニスタンの首都カブールにあるロシア大使館付近で5日、自爆攻撃があり、職員2人を含む6人が死亡した。イスラム過激派組織「イスラム国(IS)」が犯行声明を出した。

 襲撃犯は、大使館の領事業務窓口の入り口付近で自爆した。イスラム主義組織タリバン(Taliban)が昨年8月に実権を握って以来、外国の大使館が攻撃を受けたのはこれが初めて。

 ロシア大統領府(クレムリン、Kremlin)のドミトリー・ペスコフ(Dmitry Peskov)報道官はモスクワでの記者会見で、「テロ行為だったことに疑いの余地はない。全くもって許されないことだ」と述べた。

 アフガン外務省も、大使館職員2人の死亡を認めた。カブール警察は、手続きのため大使館を訪れていたアフガン市民4人が死亡、さらに数人が負傷したと明かした。

 アフガンではタリバンが実権を握って以来、暴力行為が減少傾向にあったが、数か月前から爆破事件が相次いでいる。このうちの多くの事件について、ISが犯行を主張している。

 先週には同国西部で最大級のモスク(イスラム礼拝所)で自爆攻撃があり、有力イマーム(宗教指導者)を含む18人が死亡した。(c)AFP