【9月4日 AFP】ブエルタ・ア・エスパーニャ(Vuelta a Espana 2022)は3日、第14ステージ(モントロからシエラデラパンデラ、160.3キロメートル)が行われ、イネオス・グレナディアーズ(Ineos Grenadiers)のリチャル・カラパス(Richard Carapaz、エクアドル)が区間優勝。クイックステップ・アルファビニール(Quick-Step Alpha Vinyl)のレムコ・エベネプール(Remco Evenepoel、ベルギー)は総合首位を守ったものの、チーム・ユンボ・ビスマ(Team Jumbo Visma)のプリモシュ・ログリッチ(Primoz Roglic、スロベニア)とのタイム差を失った。

 長距離の逃げ集団の中、一人だけ逃げ切ったカラパスが今大会2勝目を挙げた一方で、元王者のアルベルト・コンタドール(Alberto Contador、スペイン)氏が「地獄」と称したシエラネバダ(Sierra Nevada)の勾配15パーセントという最後の上り坂で、3連覇中のログリッチはアタックを仕掛けた。

 アンダルシア(Andalucia)の高温の中でエベネプールはリードが広がるのを冷静に見守り、残り3キロは自分のペースで走り続けてログリッチから48秒遅れでフィニッシュした。

 この結果、総合首位のエベネプールと同2位のログリッチのタイム差は、1分49秒に縮まった。(c)AFP