【9月4日 AFP】22-23ドイツ・ブンデスリーガ1部は3日、第5節の試合が行われ、バイエルン・ミュンヘン(Bayern Munich)は1-1でウニオン・ベルリン(1. FC Union Berlin)と引き分け、2戦連続のドローで首位の座を明け渡した。

 ウニオンのホームでバイエルンが引き分けたため、バイヤー・レバークーゼン(Bayer Leverkusen)との点の取り合いを3-2で制したSCフライブルク(SC Freiburg)が首位に浮上した。

 バイエルンのユリアン・ナーゲルスマン(Julian Nagelsmann)監督は、「最終的にはフェアな結果だった。この数週間ことあるごとに褒めてきたエネルギーがきょうは全くなかった」と肩を落とすと、7日に行われるインテル(Inter Milan)との欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2022-23)グループステージ初戦に向けてリフレッシュする必要があると話した。

 開幕から好スタートを切ったウニオンは、首位バイエルンと勝ち点で並び、得失点差による2位で今節を迎えた。

 序盤にウニオンは、練られたFKから最後はシェラルド・ベッカー(Sheraldo Becker)が得点したが、直後にバイエルンはヨシュア・キミッヒ(Joshua Kimmich)がペナルティーエリアの角からシュートを突き刺した。

 2戦連続でつまずいたため、バイエルンは3位に転落。この日打ち合いを制したフライブルクがまさかの首位に立ち、同勝ち点のボルシア・ドルトムント(Borussia Dortmund)が得失点差で2位につけた。

 16分にケレム・デミルバイ(Kerem Demirbay)のゴールで先制したレバークーゼンに対し、フライブルクはマティアス・ギンター(Matthias Ginter)のヘディングとミヒャエル・グレゴリッチュ(Michael Gregoritsch)のゴールで勝ち越した。

 その後レバークーゼンは、イングランド・プレミアリーグのチェルシー(Chelsea)からローン加入したカラム・ハドソン・オドイ(Callum Hudson-Odoi)が、新天地デビューした4分後に鋭いクロスでパトリック・シック(Patrik Schick)の同点弾をアシストしたが、フライブルクはすぐさま堂安律(Ritsu Doan)のゴールで勝ち越して首位に浮上した。

 低迷するRBライプツィヒ(RB Leipzig)は0-4でフランクフルト(Eintracht Frankfurt)に敗れた。

 鎌田大地(Daichi Kamada)のゴールで先行したフランクフルトは、セバスティアン・ロデ(Sebastian Rode)が追加点を挙げると、後半にはブラジル人DFトゥタ(Lucas Silva Melo 'Tuta’)が加点し、84分にはラファエル・サントス・ボッレ(Rafael Santos Borre)がPKで4点目を奪った。(c)AFP