【9月4日 AFP】22-23イタリア・セリエAは3日、第5節の試合が行われ、ACミラン(AC Milan)はラファエル・レオン(Rafael Leao)の2得点などでインテル(Inter Milan)とのダービーを3-2で制した。

 ポルトガル代表のレオンが前後半に1点ずつ挙げたミランは、米投資会社レッドバード・キャピタル(RedBird Capital)のクラブ買収手続き完了後の初戦に勝利し、前節を終えて首位に立ったアタランタ(Atalanta)とASローマ(AS Roma)を1ポイント上回った。

 21分にマルセロ・ブロゾビッチ(Marcelo Brozovic)のゴールで先制したインテルに対し、ミランはレオンの2得点とオリヴィエ・ジルー(Olivier Giroud)のゴールで65分までに2点リードし、ゴール前でさまざまな出来事が起きるスリリングな展開にファンはスタンドで跳びはねた。

 インテルはエディン・ジェコ(Edin Dzeko)のゴールで1点差に迫るも、ミランは守護神マイク・メニャン(Mike Maignan)がラウタロ・マルティネス(Lautaro Martinez)、ジェコ、ハカン・チャルハノール(Hakan Calhanoglu)のシュートをスーパーセーブで阻み、勝ち点3を獲得した。

 巧みなドリブルとボールコントロールから2点目を挙げたレオンは、うわさのあったイングランド・プレミアリーグのチェルシー(Chelsea)行きが移籍期間が最終日を迎え消滅。6日にアウェーでレッドブル・ザルツブルク(Red Bull Salzburg)と戦う欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2022-23)グループステージ初戦のキーマンとなる。

 一方、ロメルー・ルカク(Romelu Lukaku)をけがで欠き、今季5試合で2敗目を喫して6位に沈むインテルは、7日にチャンピオンズリーグでバイエルン・ミュンヘン(Bayern Munich)をホームに迎える。

 ナポリ(SSC Napoli)は新星クヴィチャ・クワラツヘリア(Khvicha Kvaratskhelia)の決勝点でラツィオ(SS Lazio)に2-1で勝利し、勝ち点で並ぶミランを得失点差で上回り暫定首位に立った。

 初のイタリア挑戦で旋風を巻き起こし続けている21歳のクワラツヘリアは、決定的なプレーを連発してファンの想像力をかき立てており、ホームにリバプール(Liverpool FC)を迎え撃つ7日のチャンピオンズリーグでは、ナポリ最大の武器となる。

 ユベントス(Juventus)はアウェーでフィオレンティーナ(Fiorentina)と1-1で引き分け、インテルと勝ち点9で並んでいる。(c)AFP