【9月3日 Xinhua News】中国のインターネット検索大手、百度集団(バイドゥ、Baidu)が8月30日発表した2022年第2四半期(4~6月)決算(未監査)は、売上高が前年同期比5%減の296億4700万元(1元=約20円)だった。純利益は36億3700万元で、前年同期の5億8300万元の赤字から黒字転換を果たした。

 事業別にみると、クラウドサービス「百度智能雲(バイドゥAIクラウド)」は急速な成長の勢いを維持し、売上高が31%増えた。米市場調査会社IDCによると、百度智能雲は人工知能(AI)パブリッククラウドサービス市場シェアで、6回続けてトップとなっている。

 スマート交通ソリューション「百度ACE交通エンジン」の契約額が1千万元を超える都市は6月末時点で51都市となり、1年前の20都市から増加を続けている。

 自動運転プラットフォーム「アポロ」の配車サービスプラットフォーム「蘿蔔快跑」は、運営規模が急拡大を続けており、4~6月の乗車サービス提供回数が28万7千回と前年同期の6倍近くに増えた。7月20日時点の受注件数は累計100万件に達し、世界最大の自動運転配車サービスプロバイダーとしての座を守り続けている。

 モバイルエコシステムの面では、バイドゥアプリのユーザー数が着実に増加した。6月の月間アクティブユーザー(MAU)数は前年同月比8%増の6億2800万人で、うちデイリーアクティブユーザー(DAU)が84%を占めた。(c)Xinhua News/AFPBB News