【9月2日 AFP】米国のアントニー・ブリンケン(Antony Blinken)国務長官は1日、中国新疆ウイグル自治区(Xinjiang Uighur Autonomous Region)での人権侵害に関する国連(UN)の報告書について、中国が「ジェノサイド(集団殺害)」を行っているとの米国の見解を再確認するものだと述べた。

 報告書は、中国がウイグル自治区で「人道に反する罪」を犯している可能性があるとする一方、イスラム系少数民族ウイグル人に対する中国の扱いを「ジェノサイド」と呼ぶには至らなかった。

 しかしブリンケン氏は報告書について「中国がウイグル人に対して続けているジェノサイドや人道に反する罪への米国の懸念をさらに深め、再確認するものだ」「中国に対し、引き続き責任を追及するとともに、不法に拘束されている人々を解放し、失踪者についての説明責任を果たし、ウイグル自治区での妨害のない独立調査を容認するよう求めていく」と述べた。(c)AFP/Shaun Tandon with Laurie Chen in Beijing