【9月1日 AFP】男子ゴルフのマスターズ・トーナメント(The Masters Tournament)で2度の優勝を誇るバッバ・ワトソン(Bubba Watson、米国)が31日、リブゴルフ・インビテーショナル(LIV Golf Invitational)シリーズ参戦後もオーガスタ・ナショナル(Augusta National Golf Club)に戻ることが認められるよう祈っているとしつつ、あらゆる処分を覚悟していると話した。

 膝のけがで戦列を離れているワトソンは、米マサチューセッツ州ボストン(Boston)郊外のインターナショナルGC(The International Golf Club)で9月2日に開幕する同シリーズ第4戦に先立ち、サウジアラビアが後援する新リーグに新たに参戦を表明した一人としてコメントした。

 同シリーズの賞金は史上最高額の各大会総額2500万ドル(約34億7000万円)で、現時点で世界ランキング上位100人のうち26人が参戦を表明している。

 米ツアー(US PGA Tour)はリブゴルフに参戦した選手に無期限の出場停止処分を科しており、今年の第122回全米オープン選手権(2022 US Open Championship)と第150回全英オープン(The 150th Open Championship)には出場できたものの、今後のメジャー大会や、過去の優勝者の参加が慣例となっているような大会であっても出場の保証はない。

「マスターズ王者であるのは奇妙な状況だ」というワトソンは、「現時点でわれわれはオーガスタでプレーできる。彼らが正しい決定をして、過去のチャンピオンがプレーできることを望んでいるし、祈っている」としつつ、「もし彼らが過去の優勝者である自分が出られないというのであれば、それは間違った見解なので、とにかく自分は行きたくない」と話した。

 またワトソンは、いつかリブゴルフと米ツアーの頂上決戦が見たいと話した。「われわれが一緒になれる方法があればうれしいし、最低でもリブゴルフ対米ツアーがあればいい」 (c)AFP