【9月1日 AFP】スペイン北東部カタルーニャ(Catalonia)自治州で8月31日、暴風雨のさなかに大粒のひょうが降り、頭に受けた1歳8か月の女児が死亡した。地元当局が明らかにした。

 女児は近隣の病院に搬送されたが、その夜に死亡した。

 カタルーニャ自治州ラビスバルデンポルダ(La Bisbal de l'Emporda)の市議の一人は地元ラジオ局RAC1に対し、「ひょうが降ったのは10分だけだが、恐怖の10分間だった」として、直径が約11センチあるものもあったと説明している。

 カタルーニャの気象台によると、同地域では過去20年で最大のひょう被害だという。

 スペインのテレビで放送された映像には、フロントガラスが割れ、屋根がへこんだ車が何台も捉えられている。地元当局が公開した写真によると、教会のステンドグラスも粉々に割れる被害を受けた。(c)AFP