【9月1日 AFP】世界保健機関(WHO)の集計によると、世界のサル痘患者は8月31日、5万人を超えた。ただ、流行中心地となっている欧州と米国では感染拡大ペースが減速している。

 世界各国からWHOに今年報告された感染者の数は5万496人で、死者は16人。WHOのテドロス・アダノム・ゲブレイェスス(Tedros Adhanom Ghebreyesus)事務局長は、ドイツやオランダ、カナダなどでは公衆衛生対策や感染者の追跡が功を奏して新規感染者が減少しており、感染拡大の抑制が可能であることが示されたと指摘している。

 WHOは7月末、サル痘について最高レベルの警告である「国際的に懸念される公衆衛生上の緊急事態」を宣言していた。(c)AFP