【8月31日 Xinhua News】中国甘粛省(Gansu)慶陽市(Qingyang)西峰区南佐村にある南佐遺跡は、約5千年前の仰韶(ぎょうしょう)文化後期から廟底溝(びょうていこう)第2期文化にかけての、高位者が居住していたと思われる大規模集落遺跡。

 ここ2年で実施された新たな発掘調査では、同時代で国内最大規模の室内面積を持つ単体建築が相次ぎ発見されたほか、精巧な土器や大量の炭化イネなどの重要な遺物や遺構が出土している。黄土高原地域でこれらの新発見は非常に珍しく、黄河中流と黄土高原、特に甘粛省東部地域が中華文明の起源と形成過程で担った重要な役割を客観的に理解し、5千年余りの中国文明史を実証する上で重要な意義を持つ。(c)Xinhua News/AFPBB News