【8月30日 AFP】全米オープンテニス(US Open Tennis Championships 2022)は29日、男子シングルス1回戦が行われ、アンディ・マレー(Andy Murray、英国)は7-5、6-3、6-3で大会第24シードのフランシスコ・セルンドロ(Francisco Cerundolo、アルゼンチン)を退け、2回戦に駒を進めた。

 2012年の全米で四大大会(グランドスラム)初優勝を果たし、英国男子として76年ぶりのグランドスラム制覇を成し遂げたマレーは、それから10年となる節目の大会の初戦を勝利で飾った。また、グランドスラムでのストレート勝ちは、2017年のウィンブルドン選手権(The Championships Wimbledon 2017)以来となった。

 試合後には、今大会での現役引退をほのめかしている女子のセレーナ・ウィリアムス(Serena Williams、米国)について言及。自身と同じ2012年の全米オープンで4度目の優勝を果たしたセレーナとは2019年のウィンブルドンで混合ダブルスのペアを組んだことがあり、そのときに意外な一面を垣間見たという。

 現在世界51位につけているマレーは「彼女のことはそれほどよく知らなかったが、ユーモアのセンスがあると感じた。ジョークを飛ばしていて、それがパートナーを組んだばかりのときにとても助けられた」と振り返り、「だけど、内容が内容だけに、ここでは話せないんだ! クールだったよ」と明かした。

 さらに、「女子歴代1位ではなくても、史上最高のテニス選手の一人だ」とセレーナをたたえた。

 マレーは2回戦で、ワイルドカード(主催者推薦)のエミリオ・ナバ(Emilio Nava、米国)と対戦する。世界203位のナバは7-6(9-7)、4-6、7-6(7-4)、1-6、6-1のフルセットでジョン・ミルマン(John Millman、オーストラリア)との激闘を制した。(c)AFP/Dave JAMES