【8月29日 AFP】パキスタン国家防災管理局(NDMA)は28日、モンスーンによる豪雨に伴う洪水で、6月からこれまでに1033人が死亡したと発表した。

 国内各地で豪雨被害が相次いでおり、直近24時間で119人が死亡したという。

 南アジアのモンスーンは農業や水資源の確保に欠かせないが、毎年大きな被害をもたらす。当局によると、今年はモンスーンによる洪水でパキスタン国民の7人に1人に相当する3300万人以上が被災し、住宅100万棟近くが損壊した。

 NDMAは、耕作地約8100平方キロ超が冠水して作物が全滅し、道路への被害は計3451キロに及び、149か所の橋が流されたとしている。

 映像はペシャワル(Peshawar)近郊のチャルサダ(Charsadda)と、北部スワート(Swat)渓谷のマディアン(Madian)の被害。27、28日撮影。(c)AFP