【8月29日 AFP】バドミントン世界選手権(TotalEnergies BWF World Championships 2022)は28日、東京で各種目の決勝が行われ、女子シングルスでは大会第1シードの山口茜(Akane Yamaguchi)が21-12、10-21、21-14で第4シードの陳雨菲(Chen Yufei、チェン・ユーフェイ、中国)に勝利し、連覇を達成した。

 ここまで1ゲームも落とさずに勝ち上がってきた山口は、決勝では第2ゲームに勢いを失い、東京五輪金メダリストの陳に苦戦を強いられたが、最後は勝ちきった。

 山口は「今回はお客さんもいて、たくさん応援していただいたというのがすごく力になったし、前向きな姿勢でいられる要因になったと思う」とコメントした。

 対する陳は、中国勢としては2011年以来となる世界選手権の女子シングルス優勝を狙ったが、届かなかった。中国はこの種目で、他国の5倍以上となる15個の金メダルを獲得しているバドミントン強国だが、決勝進出は2014年以来だった。

 24歳の陳は、久しぶりの優勝への重圧を「気にしないように努めた」が「かなりの影響があった」ことを認め、「精神的にそれを乗り越えられなかったし、そこがこれからの自分の課題」だと話した。(c)AFP