【8月29日 Xinhua News】中国の鉄道車両大手、中国中車(CRRC)傘下の中車青島四方機車車両の生産ラインで26日、国内初の営業運転用懸垂式モノレール車両「光谷光子号」がラインオフした。同車両は湖北省(Hubei)武漢市(Wuhan)の光谷空中軌道観光ラインに投入される。

 懸垂式モノレールは独立した軌道で、コストが低く、工期が短く、環境適応性が高い。さらに、安全で環境に優しく、景観効果が高いなどの長所があり、通勤輸送と観光の機能を兼ね備えた軌道交通手段となっている。

「光谷光子号」は先進的な技術を採用し、人工知能(AI)による感知や運転を実現。全自動運転機能を備え、発車、停車、ドア開閉などすべての操作が自動制御される。手動操作は不要で、運転手と乗務員は突発的な状況にのみ対応する。また、エネルギー効率の高い永久磁石同期電動機、軽量化ボディー、インバーター空調など「低炭素」技術を採用している。

「光谷光子号」は2両編成で最高時速70キロ、定員約200人。6両までの編成が可能で、さまざまな旅客輸送ニーズに対応できる。光谷空中軌道観光ラインは全長26・7キロ。第1期工事で約10・5キロ、6駅が建設された。(c)Xinhua News/AFPBB News