【8月27日 AFP】男子テニスのラファエル・ナダル(Rafael Nadal、スペイン)は26日、今年の全米オープン(US Open Tennis Championships 2022)にノバク・ジョコビッチ(Novak Djokovic、セルビア)が出場しないのは「とても悲しい」と残念がった。

 ジョコビッチは新型コロナウイルス感染症(COVID-19)のワクチン接種を拒否しており、これが外国人を対象にした米政府の入国制限に当たるとして、25日に全米オープン欠場を表明した。

 ナダルは「個人的にはとても悲しいニュースだ。世界最高の選手がけがやその他の理由でプレーできないのは、いつだって残念だ」と話し、「歴代最高の選手の一人が四大大会(グランドスラム)のドローにいないのはいつだって痛恨の極みだ。違うかい? ファンにとっても大会にとってもつらいし、自分も選手としてつらい。みんな可能な限り最高レベルの舞台を望んでいるから」と続けた。

 ナダルとしては今回が3年ぶりの全米オープン出場となる。

 ナダルは決勝でダニール・メドベージェフ(Daniil Medvedev)をフルセットで下して優勝した2019年大会を最後に全米オープンでは欠場が続いていた。その一方で、四大大会ではそこからさらに3勝を挙げ、男子シングルスのグランドスラム優勝回数を歴代1位の22回に更新。今大会ではさらなるタイトル獲得を目指す。(c)AFP