【8月27日 Xinhua News】中国交通運輸部総合計画司の蘇傑副司長は25日、同部の8月定例記者会見で、7月の交通運輸の主要指標がいずれも安定回復を維持したと明らかにした。貨物輸送量は前年同期の規模をほぼ回復し、旅客輸送数も夏休みが追い風となり、下げ幅が縮小した。港湾の貨物取扱量は減少から増加に転じ、コンテナ取扱量は増加ペースが加速した。固定資産投資も高水準で推移した。

 商用貨物輸送量は44億2千万トンで、前年同月に比べ0・8%減少したものの、下げ幅は6月より1・1ポイント縮小した。うち、道路輸送量は下げ幅が0・5ポイント縮小し、水上輸送量は伸び率が1・7ポイント拡大した。

 商用旅客輸送量も6億2千万人と26・1%減少したが、下げ幅は5・3ポイント縮小した。うち、道路輸送量の縮小幅は4・3ポイント、水路輸送量は19・0ポイントだった。主要36都市の公共交通利用者数は15・6%減の39億9千万人で下げ幅は1・7ポイント縮小。高速道路の9人乗り以下小型乗用車の利用者数は10・6%減の17億2千万人で3・7ポイント縮小した。

 港湾の貨物取扱量は13億4千万トンで、前年同月比で6月の2・3%減から5・7%増に転じた。うち、国内向けは7・3%増、国外向けは2・0増だった。コンテナ取扱量は11・2%増の2636万TEU(20フィートコンテナ換算)で、伸び率は6月より4・7ポイント拡大した。

 固定資産投資は4・1%増の3309億元(1元=約20円)で、うち道路・水路投資は7・5%増の2591億元だった。(c)Xinhua News/AFPBB News