【8月26日 AFP】フォーミュラワン(F1、F1世界選手権)に参戦するマクラーレン(McLaren)のランド・ノリス(Lando Norris)は25日、チームメートのダニエル・リカルド(Daniel Ricciardo)の契約打ち切りが決まったことについて、同情の気持ちはないと話した。

 今季第14戦ベルギーGP(Belgium Grand Prix 2022)を控えた記者会見でノリスは、レーシングドライバーの本質は自分本位であるとしつつ「良い仕事ができていなければ、グリッドに立つドライバーに対して、感情移入したり同情したりする必要はないと思う」と述べ、F1では結果が全てだという残酷なメンタリティーを示した。

 その上で、リカルドに同情しているか聞かれると「かなり気は進まないが、ノーと言っておきたい」と明言し、「そう言ってしまえば、人々からはきっと嫌われるだろう」とも話した。

 33歳のリカルドはこの前日、双方の合意により、3年契約を1年前倒しの今季限りで解消すると発表した。

 マクラーレンはリカルドの後任について明らかにしていないものの、同選手と同じオーストラリア出身で現在はアルピーヌ(Alpine)のリザーブドライバーを務めているオスカー・ピアストリ(Oscar Piastri)を招聘(しょうへい)するとみられている。

 一方のリカルドは、ハース(Haas F1 Team)が来季ミック・シューマッハ(Mick Schumacher)を放出すれば、同チームのシートを獲得する可能性があるとされている。(c)AFP