【8月26日 AFP】男子テニス元世界ランキング1位のノバク・ジョコビッチ(Novak Djokovic、セルビア)は25日、来週開幕する全米オープンテニス(US Open Tennis Championships 2022)を欠場すると発表した。新型コロナウイルスワクチン未接種のため、米国に入国できないことが理由。

 1月には、全豪オープン(Australian Open Tennis Tournament 2022)のために入国したオーストラリアから強制退去させられており、ワクチン未接種による四大大会(グランドスラム)欠場は2度目となる。

 35歳のジョコビッチはツイッター(Twitter)に、「悲しいことに、今回は全米オープンのためにニューヨークに渡航することができない」と投稿。「選手たちに幸運を! 私は良いコンディションとポジティブな精神を保ち、再び出場する機会を待つ。テニス界、近いうちに会おう!」と書き込んだ。

 ジョコビッチはこれまでの全米オープンで、2011年、15年、18年の3大会を制しており、コロナが猛威を振るっていた20年と21年には出場が許されていた。

 米テニス界の元スター選手、ジョン・マッケンロー(John McEnroe)氏は、コロナ流行開始から2年半経過しているにもかかわらず米国に入国できないのは「ジョーク」だと批判している。(c)AFP