【8月26日 AFP】ロシア軍に占領されているウクライナ南東部のザポリージャ(Zaporizhzhia)原子力発電所が25日、国内の送電網から切断された。同原発を運営する国営原子力企業エネルゴアトム(Energoatom)が発表した。

 エネルゴアトムはメッセージアプリのテレグラム(Telegram)に、「侵略者の行為により、ザポリージャ原発は同発電所の歴史上初めて、送電網から完全に切り離された」と投稿した。

 同社によると、隣接する火力発電所の灰坑の火災で送電線が2度にわたって切断された。他の3本の送電線は、ロシア軍が以前実施した「テロ攻撃」で破損。結果、6基ある原子炉のうち、これまで稼働していた2基が送電網から切断された。

 同社は現在、原子炉1基を送電網に接続するための起動作業を行っているという。(c)AFP