【8月25日 Xinhua News】夏休み期間中の今、中国の子どもたちは充実した日々を送っている。実は、千年以上前に描かれた敦煌壁画にも、竹馬や「畳羅漢」(伝統的な組体操の一種)、花摘み、追いかけっこなど、古代の子どもたちの楽しく遊ぶ姿が記録されている。

 甘粛省敦煌市にある世界文化遺産の莫高窟(ばっこうくつ)には壁画4万5千平方メートル以上が残存しており、蔵経洞からは文化財6万点余りが見つかった。これらは古代の社会や文化を知るための百科事典となっている。

 敦煌研究院の研究員、楊秀清(よう・しゅうせい)氏は「敦煌壁画には子どもの遊びについて比較的系統だった資料が保存されており、壁画や文献の比較研究を通じて古代の子どもの遊びを具体的に理解できる」と述べた。(c)Xinhua News/AFPBB News