【8月28日 CGTN Japanese】中国東南部沿海地区にある広東省(Guangdong)北部の華南虎自然保護区でこのほど、国家2級保護動物のチベットモンキーが初めて野外で確認されました。このエリアで霊長類が発見されたのは今回が初めてです。

 チベットモンキーは中国特有の動物で、オナガザル科に属し、マカク属の中で最も体の大きいサルです。一般的に山地の広葉樹林区に生息し、中国中部地区によく分布しています。今回広東省でチベットモンキーが発見されたことは、この地域の森林資源が比較的保護されており、生物の種の多様性が徐々に向上していることを示しています。

 保護区は今後、特別調査を立ち上げ、赤外線カメラなどの設備によって保護区におけるチベットモンキーの生息数、活動範囲、生活習性を把握し、専門的な保護措置を講じる予定です。(c)CGTN Japanese/AFPBB News