【8月25日 AFP】米大リーグ(MLB)、シアトル・マリナーズ(Seattle Mariners)のジョージ・カービー(George Kirby)投手は24日、ワシントン・ナショナルズ(Washington Nationals)戦で試合開始から24球連続ストライクのメジャー新記録を樹立した。

 この日の初球から24連続でストライク投球した右腕のカービーは、2018年8月30日にピッツバーグ・パイレーツ(Pittsburgh Pirates)のジョー・マスグローブ(Joe Musgrove)投手がマークした試合開始から21球連続ストライクのメジャー記録を更新した。

 MLBが投手の配球を追跡し始めた1988年以降、他に試合開始から20球連続でストライクを奪ったのは、アービン・サンタナ(Ervin Santana)投手のみとなっている。当時アトランタ・ブレーブス(Atlanta Braves)に所属していたサンタナは、2014年の試合でこの記録を達成した。

 24球のうち、ストライクゾーンを外れたのはCJ・エイブラムス(C.J. Abrams)に投じたアウトローへの1球だけだったが、これは内野安打となり記録は継続されることになった。安打やアウトになった投球は、ストライクゾーンと比較してどのコースに投げられたかに関係なくストライクとみなされ、球審がボールと宣言した投球だけがボールにカウントされる。

 1死で迎えた三回表、カービーはジョーイ・メネセス(Joey Meneses)に投じた直球でこの試合最初のボールを出した。

 24歳のカービーは7回を投げて9奪三振、8安打、1失点という内容で勝ち負けはつかず。試合はマリナーズが1-3で敗れた。(c)AFP