【8月25日 AFP】新シーズンが開幕したばかりのサッカーウクライナ1部リーグで24日、空襲警報の中断によりタイムアップまでに計4時間27分かかった試合があった。

 FCルフ・リビウ(FC Rukh Lviv)とメタリスト・ハルキウ(Metalist Kharkiv)の一戦は、西部リビウで午後3時にキックオフとなったが、3度の中断によって試合終了の笛が吹かれたのは午後7時27分だった。

 両チームの選手たちは計2時間25分をシェルターの中で過ごしたが、この地域での爆撃は確認されなかった。試合はメタリストが2-1で勝利している。

 同国では23日、ロシアによる侵攻が続く中、1部リーグの新シーズンが開幕。同リーグの再開は、戦争で荒廃した国の士気を高めるための取り組みの一環だと考えられている。同日には4試合が行われたが、空襲警報による中断は一度もなかった。警備上の理由から試合は無観客で行われている。

 ウクライナは24日、ロシアから今後数日以内に政府施設が攻撃される可能性があると前日に米国から警告を受ける中、独立記念日を迎えていた。(c)AFP