若者のマリフアナ使用が拡大 米調査
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【8月25日 AFP】米国の若者の間でマリフアナの使用が2021年に過去最高に達し、幻覚剤の使用も拡大していることが、最新調査で明らかになった。
米国立衛生研究所(NIH)の委託でミシガン大学(University of Michigan)が実施した調査「モニタリング・ザ・フューチャー(Monitoring the Future)」によると、調査対象となった19~30歳の若者5000人のうち、過去1年間にマリフアナを使用したことがあると答えた人の割合は43%で、16年の34%、11年の29%から上昇した。
過去1か月間にマリフアナを使用したことがあるとの回答は29%で、やはり16年の21%、11年の17%を上回った。
日常的にマリフアナを使用するとの回答は11年の6%、16年の8%から増加し、21年は11%となった。
調査チームは、21年のマリフアナ使用者の割合は「調査を始めた1988年以来、最も高い」としている。
また幻覚剤についても、過去1年間にLSDやMDMA、メスカリン、ペヨーテ、マジックマッシュルーム、PCPを使用したことがあると答えた人の割合は8%で、16年の5%、11年の3%を上回った。
一方、21年の調査で、過去1年間に飲酒をしたことがあるとの回答は82%近くに上ったものの、16年の83.5%、11年の83.8%からわずかに減少している。
嗜好(しこう)用の大麻は現在、20近くの州で合法化されている。(c)AFP