【8月25日 AFP】フィンランドのサンナ・マリン(Sanna Marin)首相(36)は24日、パーティーで踊り騒ぐ動画が流出し批判が生じたことを受け、自身の実績や私生活を送る権利を強調した。

 マリン氏は、所属する社会民主党が首都ヘルシンキ北郊ラハティ(Lahti)で開いたイベントで、涙をこらえながら「私は人間だ。時々、暗雲の中で光や楽しみを求めることがある」と述べ、私生活に関する権利を主張。「だが仕事は一日も休んだことはない」と言明した。

 また、この1週間を振り返って「とても大変だった」とし、「余暇に何をしているかではなく、仕事中に何をしているかを人々が見てくれていると信じたい」と述べた。

 マリン氏は先週の動画流出に続き、首相公邸で女性2人が露出した胸を「フィンランド」と書かれた看板で隠しながらキスをしている写真が問題となり、23日に謝罪に追い込まれた。

 社会民主党は当初の動画流出の際、マリン氏に対する支持を表明していたが、地元メディアによると、新たな写真については党内で批判が高まっている。同国の最大手紙ヘルシンギン・サノマット(Helsingin Sanomat)は23日、同党の国会議員の話として、「マリン氏は高い人気を誇っているが、相次ぐスキャンダルにより党内では不満が高まっている」と報じた。(c)AFP