【8月24日 AFP】米大リーグ(MLB)、ロサンゼルス・ドジャース(Los Angeles Dodgers)の主戦投手ウォーカー・ビューラー(Walker Buehler)が、負傷した右肘の靱帯(じんたい)を修復するトミー・ジョン(Tommy John)手術を受け、1年以上離脱する見込みとなった。

 ドジャースは、28歳のビューラーが23日に手術を受け、また損傷していた屈筋腱(けん)の修復も行ったことを発表した。

 トミー・ジョン手術は、1974年に初めてこの処置を受けた投手の名前から取られた手術で、肘のUCL(内側側副靱帯)の再建を行う。投手のUCLには、投球動作によって過大な負荷がかかることが多い。トミー・ジョン手術からの復帰には1年から1年半を要するため、ビューラーが来シーズン中に万全の状態で復帰できる可能性は低いとみられる。

 ビューラーがトミー・ジョン手術を受けるのは、2015年に続いてこれが2回目。チームのローテーションの主力を担うビューラーだが、右腕の張りで6月を最後に登板がなかった。チームはポストシーズンでのローテーション復帰が間に合うことを期待していたが、手術によって今季の残りはもちろん、2023年シーズンも全休する可能性が高まった。

 ドジャースは今季85勝37敗のリーグ最高成績を残し、2位に18.5ゲーム差をつけてナ・リーグ西地区の首位を独走している。(c)AFP