【8月24日 AFP】米プロバスケットボール(NBA)のブルックリン・ネッツ(Brooklyn Nets)に所属するケビン・デュラント(Kevin Durant)が、幹部との話し合いを行った結果、チームに残留する見込みとなった。チームが23日に発表した。

 6月30日にトレード希望を出していたデュラントは、22日にロサンゼルスでチームの首脳陣と会談し、自身の今後について話し合った。そしてこの日の発表文でショーン・マークス(Sean Marks)ゼネラルマネジャー(GM)が、オールスター選出12回を誇るデュラントがネッツに残ることを示唆した。

 マークスGMは「昨日ロサンゼルスで、(ヘッドコーチの)スティーブ・ナッシュ(Steve Nash)と私が(オーナーの)ジョー・ツァイ(Joe Tsai)とクララ・ウー・ツァイ(Clara Wu Tsai)とともに、ケビン・デュラントとリック・クレイマン(Rich Kleiman)氏と会談した」と明かした。

「われわれのパートナーシップを保ちながら前進することで合意した。われわれはバスケットボールに集中しており、共通の一つの目標、すなわち持続的なフランチャイズを築いてブルックリンに優勝を持ち帰ることを念頭に置いている」

 この発表で、デュラントの去就をめぐって過熱していた臆測には幕が引かれるとみられる。スーパースターのデュラントについては、多くのチームが獲得に興味を持っていると伝えられ、今月には本人が、マークスGMとナッシュHCを解任するか、自身のトレード希望を認めるかのどちらかだとオーナーに最後通告を出したと複数の米メディアが報じていた。

 33歳のデュラントは、わずか1年ほど前に4年総額1億9800万ドル(約270億円)でネッツとの契約を延長したが、報道によれば徐々にチームの方向性への不満を強め、チームを変えたいと願うようになっていたという。(c)AFP