【8月24日 AFP】フィンランドのサンナ・マリン(Sanna Marin)首相(36)は23日、首相公邸で撮影された写真が物議を醸したことを受け、「不適切」だったとして謝罪した。マリン首相は先週、パーティーで踊り騒ぐ動画が流出し批判の的となったばかり。

 問題となった写真は、2人の女性が上着を持ち上げ、露出した胸を「フィンランド」と書かれた看板で隠し、キスしているもの。写真に写っている女性の一人である元ミス・フィンランド出場者でインフルエンサーのティックトック(TikTok)アカウントに投稿され、メディアでも取り上げられた。

 マリン首相は写真について、先月8〜10日に開催された音楽イベントに参加後、公邸で撮影されたものと認め、「不適切だった」と記者団を前に謝罪。「このような写真は撮られるべきではなかった」と述べた。この日の夜は公邸に複数の友人を招き、サウナを楽しんでいたという。

 同国の最大手紙ヘルシンギン・サノマット(Helsingin Sanomat)は23日付の社説で、マリン首相は事態を収拾できていないようだとし、私生活の写真や動画がさらに流出する可能性があると指摘した。(c)AFP