【8月23日 AFP】22-23イタリア・セリエAは22日、第2節の試合が行われ、ユベントス(Juventus)は見せ場をつくれずサンプドリア(Sampdoria)と0-0で引き分けた。ASローマ(AS Roma)はクリス・スモーリング(Chris Smalling)のゴールでクレモネーゼ(US Cremonese)に1-0で勝利し、開幕2連勝を飾った。

 敵地スタディオ・ルイジ・フェラリス(Stadio Luigi Ferraris)でユベントスは、手堅いサンプドリアを相手に創造性を欠いた。

 ユベントスが勝ち点獲得に最も近づいたのは、イングランド・プレミアリーグのマンチェスター・ユナイテッド(Manchester United)移籍が破断に終わり先発出場したアドリアン・ラビオ(Adrien Rabiot)の弾道の低いシュートがゴールネットを揺らすも、後にオフサイドで取り消された場面だった。

 後半アディショナルタイムには、フィリップ・コスティッチ(Filip Kostic)のシュートが相手GKエミル・アウデーロ(Emil Audero)にセーブを強いたが、昨季王者のACミラン(AC Milan)に大きく水をあけられたチームとしては妥当な結果となった。

 ユベントスはサッスオーロ(US Sassuolo)との開幕戦で勝利の立役者となったアンヘル・ファビアン・ディ・マリア(Angel Fabian Di Maria)の負傷欠場が響いた。

 一方ローマは、65分にロレンツォ・ペレグリーニ(Lorenzo Pellegrini)のCKにスモーリングが完璧なヘディングで合わせ、満員のスタディオ・オリンピコ(Stadio Olimpico)の不安を拭い去り、辛勝を飾った。

 32歳の元イングランド代表DFスモーリングは、フランス・リーグ1のパリ・サンジェルマン(Paris Saint-GermainPSG)から今月上旬に加入し、21日の練習中に脛骨(けいこつ)を骨折したジョルジニオ・ワイナルドゥム(Georginio Wijnaldum)にこの決勝点をささげた。

 スモーリングはワイナルドゥムについてライブストリーミングサービス「DAZN(ダゾーン)」で、「彼のことは残念だ。彼はチームにとって素晴らしい新戦力だから、一刻も早い復帰を願っている」とコメントした。(c)AFP