【8月23日 AFP】22-23イングランド・プレミアリーグ第2節終了時点で最下位だったマンチェスター・ユナイテッド(Manchester United)のファンが22日、リバプール(Liverpool FC)との第3節を前に本拠地オールド・トラフォード(Old Trafford)に向かって抗議のデモ行進を行い、オーナーのグレーザー(Glazer)家に怒りの矛先を向けた。

 エリック・テン・ハーフ(Erik ten Hag)新監督の下でブライトン・アンド・ホーヴ・アルビオンFC(Brighton & Hove Albion FC)とブレントフォード(Brentford FC)に開幕2連敗を喫したユナイテッドは、30年ぶりにリーグ最下位となった。

 デモ行進ではファン数百人が「United for Sale(ユナイテッド売り出し中)」と書かれたプラカードを掲げ、「グレーザー家の退場を求める」と叫んだ。多くの参加者が、1878年の創設から24年後にマンチェスター・ユナイテッドにクラブ名が変更されたニュートン・ヒースFC(Newton Heath FC)のクラブカラーで、グレーザー家に対する抗議の象徴となっている緑と金のスカーフや旗を身につけていた。

 また、SNS上ではユナイテッドのファンに対し、試合をボイコットすることでオールド・トラフォードを空にしようというキャンペーンが繰り広げられたが、これは実現しなかった。

 この日の試合はユナイテッドが2-1で勝利して連敗を止めたが、90分を通じて「グレーザー家の退場を求める」という歌声が途切れることはなかった。(c)AFP