【8月23日 AFP】パーティーで踊り騒ぐ動画が流出し批判の的となったフィンランドのサンナ・マリン(Sanna Marin)首相(36)が、「疑惑を晴らす」ためとして受けた薬物検査で、陰性の結果が出た。首相府が22日、発表した。

 首相府は、マリン氏が19日に受けた薬物検査の結果、「薬物の存在は確認されなかった」と説明。検査結果は医師の署名付きだとした。イーダ・バリン(Iida Vallin)首相特別顧問がAFPに語ったところによると、マリン氏が受けたのは尿検査で、コカインやアンフェタミン、大麻、オピオイドなどの有無を調べるものだった。

 マリン氏は先週流出した動画で、友人や著名人と共に踊り騒ぐ姿が捉えられ、世界中で物議を醸した。動画の中で聞かれる発言が麻薬に言及したものだとの疑惑も浮上し、SNS上では議論が沸騰。マリン氏は薬物の使用を否定し、19日の記者会見で「疑惑を晴らすために薬物検査を受けた」ことを明らかにしていた。(c)AFP