【8月22日 AFP】ロードレース世界選手権、第13戦オーストリアGPは21日、MotoGPクラスの決勝が行われ、ドゥカティ・レノボ・チーム(Ducati Lenovo Team)のフランチェスコ・バニャイア(Francesco Bagnaia、イタリア)が3連勝(今季5勝目)を飾り、絶好調を維持した。

 バニャイアは序盤から最後までトップを守り、ドゥカティはこれで、オーストリアGPがロードレース世界選手権に復帰してからの7大会中6大会でMotoGPを制している。

 総合首位に立つモンスターエナジー・ヤマハ(Monster Energy Yamaha)のファビオ・クアルタラロ(Fabio Quartararo、フランス)は2位に入り、ダメージを最小限に抑えた。

 昨季王者のクアルタラロは、チームが得意としないコースで果敢な走りを披露し、総合2位につけるアプリリア(Aprilia)のアレイシ・エスパルガロ(Aleix Espargaro、スペイン)との差を残り7戦で32ポイントに拡大。同3位のバニャイアとは44ポイント差となっている。

 ドゥカティのジャック・ミラー(Jack Miller、オーストラリア)は、順位を争っていたプラマック・レーシング(Pramac Racing)のホルヘ・マルティン(Jorge Martin、スペイン)がラスト2周で転倒したことにも助けられ、3位に入った。マルティンは10位に終わった。(c)AFP