【8月28日 AFP】雷は巨大な放電現象であり、通常は電気を通さない空気中を、電気が流れるようになることで発生する。

 これが起こるには、空気の分子がイオン化され、電荷を帯びなければならない。そうなるには不安定な状態の大気と湿度が必要となる。

 このようにして空気は電気を通すようになり、急激な電気の流れを伝えるようになる。

 雷は、静電気の蓄積が生じる雷雲の内部や別の雷雲との間、あるいは雷雲と地表の間を流れ、一般的には最小のエネルギーで済む最短距離を進む。高い建物や高地への落雷が多いのはそのためだ。

 また、どんな大気や物質の中を通るかによってさまざまな色になる。雷放電は極めて明るく、紫外線を発することも多いため、近くで見ると目を傷つける恐れもある。(c)AFP