【8月21日 AFP】ソマリアの首都モガディシオで19日夜、イスラム過激派組織アルシャバーブ(Al-Shabaab)が政府関係者に人気のホテルを襲撃し、当局によると民間人少なくとも13人が死亡、数十人が負傷した。犯行グループは人質を取って立てこもったが、治安当局者は20日深夜、事件は発生から約30時間後に解決したとAFPに語った。

 民間人と治安部隊の最終的な犠牲者数や、犯行グループの死者数など詳細は不明。現在、建物内に爆発物が仕掛けられていないか確認しているという。政府が21日午前に記者会見を開くとしている。

 目撃者や警察によると、武装グループはまず自爆攻撃を行い、ハヤット・ホテル(Hayat Hotel)に突入。救助隊や治安部隊、民間人が現場に駆け付ける中、数分後に2回目の爆発が起き、多くの死傷者が出た。

 襲撃が始まった際、ホテル内には多くの人がいた。当局は子どもを含む数十人を救出したとしているが、事件解決まで何人が内部に取り残されていたかは分かっていない。

 米テロ組織監視団体SITEインテリジェンス・グループ(SITE Intelligence Group)によると、アルシャバーブは声明で、政府関係者や治安当局者を人質に取っていると主張していた。(c)AFP