【8月19日 AFP】米政府は19日、戦闘用と多目的ヘリコプター計8機を北大西洋条約機構(NATO)加盟国であるチェコに供与すると発表した。

 ロシアがウクライナに侵攻すると、チェコはウクライナに対して積極的に兵器を供与してきた。

 在プラハ米大使館によると、余剰防衛装備品制度に基づき、6機の戦闘用ヘリAH1Zと2機の多目的ヘリUH1Yがチェコに引き渡される。

 同大使館は、「チェコは装備品の機能向上と輸送にかかる費用のみを負担する」としている。

 チェコ政府は2019年、旧式のロシア製ヘリの代替機として、米企業から8機のUH1Yと4機のAH1Zを購入すると発表した。

 この12機と供与される8機を合わせた計20機はすべて、来年中にチェコに引き渡される見通し。

 チェコは1993年にチェコスロバキアから分離・独立し、1999年にNATOに加盟した。以来、旧ソ連時代の兵器や装備品の更新を進めている。(c)AFP